詳細レポート '25/04/24〜'25/04/26
6:00春日井発。10:30扇沢無料駐車場何とか2台の空きでセーフ!事前に辛うじて12:30のみ残っていたweb切符を買ってあったが、個人客は少なく並ばずに直近11:00発のチケットをget!これで今日も1本滑れるぞ〜。アルペンルートは凄い人人人…。聞こえてくるのは中国語only。中国か台湾を旅行している気分。景色を楽しむ事もなく、ひたすら団体客を追い抜き室堂に爆進する。ロープウェイから見るたんぼ平、雪はタップリだが、大きなデブリが3本。雪面は洗濯板… お天気は良いのにスキーヤーは1人。うーん、今回はパスかな…
13:00室堂着。室堂山荘にチェックインし、ザックを軽くして、室堂山へ。室堂側は腐り雪だが、雨溝は殆どなく、まずまずのコンディション。約1時間で立山カルデラ展望台へ。薬師〜槍、遠くには白山と、絶景を堪能し、ゆっくりと滑走準備。まずは初日の足慣らし。緩い斜面を拾ってシュプールを刻む。最後山荘手前はストップ雪でオットット。
室堂山荘、web予約では満杯のはずが、4人相部屋を2人でゆったり使わせて貰い、ラッキー!お風呂と美味しい夕食をいただき、おやすみなさい…
8:30山荘を出て、一ノ越に向かう。今年は雪が多いのか、一ノ越から下がなだらかな大きな雪の一面バーンになっていて、登りやすそう。雪も少し柔らかく、クトーの出番もなく1時間で一ノ越着。
予定では稜線沿いに龍王岳のコルに上がり、稜線北のカールを滑るつもりだったが、カール出だしと中間部に大きなデブリ。そして予報通りの強風で、稜線は辿れそうにない。俄にボルテージは下がり、視線は東一ノ越へ。丁度御山谷を滑り始めた1パーティーが巻き道に向かってトラバース。ルートを追うと今年は雪が多く余り苦労せずに東一ノ越に届きそう。そしてたんぼ平は風裏になるので好条件かも… ということで、サブプランのたんぼ平に決定!
そそくさと準備をし御山谷を気持ち良く飛ばし、早目に左にトラバースをして登山道に取り付く。後ろからの突風に煽られながらも、苦労無く1時間で東一ノ越。先行パーティーに追いつき、後続組もやってきて結構な賑わい。腹ごしらえをして、皆さんのシュプールをたどる。上部は急斜面。取り敢えずいくつものデブリを横切って左へ左へひたすらトラバース。大観峰駅の横からようやく滑れそうだが、東面で日が当たり、超重の腐れ雪。加えて雨跡の縦溝が無数に走り悪戦苦闘の連続。でも、下から見上げるたんぼ平の雄大さに充実感の1日でした。あとは人混みをかき分けるように室堂へGo back!
今日はまた快晴の一日。ただ西風が強く気温が低い予報。風裏を狙って御山谷目指し、一ノ越に向かう。昨日と違い雪が硬い。最後の急登100mはクトーを効かせて直登。
トイレの風下で準備。何人かスキーヤー、スノーボーダーはいるが、雪が緩むのを待っているのか、誰も滑りださない。ならばと先陣を切って御山谷の大斜面に滑り込む。誰もいない大バーンをエッジを効かせて気持ちよく飛ばす。あっという間に大岩着。岩と雪に囲まれた別天地。何処を滑ろうか…龍王岳と鬼岳の間が素敵なカールになっている。雪崩れそうになくちょっと遊ぶにはうってつけ。荷物をデポし、シール袋だけ持ってひと滑り。そろそろ何パーティーかが降りてきた。半分はタンボ平狙いで東一ノ越へトラバースしている。
一休みして一ノ越へ登り返す。雪はまだ硬くシールが効いて1時間ちょっとで山荘着。相変わらず西風が強く寒い。準備をして室堂側に滑り込むが全く緩んでおらず、昨日までのシュプールもそのまま凍っている。なかなかフォールラインに落とせず、ついついトラバース。何とか綺麗そうな斜面をつないで室堂山荘へ。
雪質は今一つであったが、天候に恵まれ、それなりに楽しめた3日間であった。あとは、山荘のランチでお腹を満たし、混み混みのアルペンルートで扇沢に戻った。