立山・室堂及び付近/春スキーツアー

内容
室堂BCから一ノ越を目指してシール登高を開始!
シールの効きは良いが、全く沈まない。
トレースはハッキリしていて、完璧な雪道が出来上がっていた。と、言うより雪が硬くてトレース通りにしか進めなかったのだ。
一ノ越直前の急登。トレースはしっかりしているが、あと数十mの所でシールがグリップを失った。最後はスキーを外してツボ足で登った。
今日も天気が良いので、遠くの山々まで良く見えた。槍ヶ岳も何時もの様にハッキリと。この景色は苦労してここまで来ないと見られないのだ。
一ノ越で休憩方々御山谷を覗く。休憩している人は多いが、皆雪の状態に恐れを成しているのか滑り込む人はあまりいない。
決心して、ドロップを試みた。
御山谷は南面なので、幾らか緩んでいるかと期待して来たが、緩んだのはホンの表面数cmのみ。
それも風が吹くと、いきなり凍ってしまう状態。足を取られながら、恐る恐るの滑降だった。
登り返しのことも考え、結局、大岩までは行けなかった。
大岩の半分あたりで、他のパーティが休憩していたので、我々を休憩して登の準備をした。
いつもながら一ノ越への登り返しは辛い。今回は雪が悪いので余計辛かった。
一ノ越から室堂BCへの下山も、悪夢だった。多分昨日(土曜日)は天気も良く、雪が緩んだのだろう。至る所トレースだらけで、それも深いのだ。
今日はノートラックの所は、シュプールも付かない程の硬いバーンで、「転倒=滑落」と思ってしまう。恐る恐るターンをしては、斜滑降と横滑りで誤魔化しながら、下った。