白滝谷/沢登り

内容
 8時過ぎ朝明駐車場着。おじさんに500円払って登りにかかる。朝から暑い。車道の登りが堪える。林道の終点までに駐車車両あり。平日なら車を上まで上げるのもありか・・・
 猫谷コース分岐から登山道へ。ひと汗かいて羽鳥峰峠着。羽鳥峰は炎天下、パスして先へ。10分で白滝谷道分岐。源流は開けた広葉樹林でいい感じ。やがて谷沿いにどんどん下り、1時間強で愛知川に降り立つ。
 エネルギー補給をし、装備を整え白滝谷遡行開始。今回は原点回帰という訳でもないが、草鞋を持参。やはりコイツがコケには強い。緑の苔もツルツルの黒苔も全く滑ることなく安心して歩ける。おかげで小滝も2段8m、5mも難なく通過。しばらくして15mの白滝着。滝身右の階段状を軽快に登る。途中の段にハーケン、落口にステンのアンカー有り。苔でヌメヌメなので、初心者はロープがあった方が安心できそう。ここからまたしばらく平凡な沢歩きをしていると、赤ナメ手前で沢ヤ2名が休憩中。今日初めて人に出会った。愛知川から登ってきたので、尾根超えてツメカリ谷を下るという。朝明からはアプローチが長いので、自転車使って愛知川沿いの林道を走ってきた方が楽かな・・・
 水量も減り、もう終わりかと思う頃、最後の溝状2m。滝は大したことないが、手前の淵が狭いチムニー状で果たして越せるか・・・短いが両壁はツルツル、蛙足をするにも狭すぎる。犬かきでもがきながら滝まで辿り着いた。この滝が一番面白かった。
 流れも細り歩き悪くなったので、アマゴ谷出会いで遡行終了。しばらく装備を乾かし、帰途についた。帰りは道を変えて「林道コース」を下る。少し長いが道も良く何も考えずに歩けるので、下りはこっちの方が楽かな。
 今回、何十年かぶりに草鞋を使用。40年前は地下足袋に草鞋が定番だったが、草鞋が出回らなくなり代わりにフェルトソールの沢靴が一般的になった。その後キャニオリング用のラバーソールも出てきたが、苔むした日本の沢には滑るので使う気はない。フェルトは沢歩きには良いがアプローチに課題があった。ということで、今回mont-bellの地下足袋の進化形のような「サワタビ」の登場。3mmのスキンで保護性もあり、ソールは沢用のラバー。アプローチにそのまま使え、草鞋を付けて沢に入れば言うことなし!今のところ、この組み合わせが最強です。