石水渓/鬼ヶ牙および石谷川本流/岩トレ&沢登り

内容
 8時に石水渓キャンプ場の前で待ち合わせ。週末で車の置き場を心配したが、暑さからか誰もいなく、岩場下のスペース(3台)に車を置き5分ほどで一番下のスラブへ。ここは傾斜も緩く、支点も整備され基礎トレにはビッタリのゲレンデである。基本的なロープワーク、確保、懸垂下降の練習を一通りこなす。長年クライミングをしてきていても、1年やらないと忘れていることもあり、そのミスが事故に繋がりかねない。沢登りのシーズン初めに、実際にロープを使ったトレーニングをすることはとても大切だと再確認した。
 2時間ほどでトレーニングを終え、お楽しみの石谷川本流へ。キャンプ場奥からも入渓できるが、今日はあまり時間もないので、途中の大堰堤(小矢場峠コース入り口)のスペースに車を置き、10時半入渓。河原を少し進むと釜を持つ滑滝が出てきた。早速流れに身を沈め泳ぐ。冷たくて気持ちイイ~!
 石谷川は花崗岩の明るい沢で、岩の表面がよく磨かれ滑る。また、垂直の滝の殆どは手掛かりが乏しく直登は(我々には)難しい。しかし、登山道が並行して続いているので、少し登れば道に出て楽に巻くことができる。難所の「七ツ釜」は先行の若者パーティーも苦戦しているようで巻いたが、釜や滑滝も多く泳いだり攀じたり結構楽しめた。登山道の横切る大梯子まで行く予定だったが、手前の連瀑が登れそうもなく、本日はここで終了。登山道に這い上がり下山となった。
 高速からも近く、手軽に楽しめる沢なので、次回は下から通して遡ってみたいと思った。