ニセコアンヌプリ及び周辺/パウダーキャンプ

内容
少し穏やかな日が訪れた。ただし、気温は高め(朝6時のレポートで山頂-3℃)。
チャンスなので、北斜へ行くことにした。
いつものようにアンヌプリのG2山頂ゲートからハイクアップ。ヒラフからも続々と登ってくる。しかし、視界は良くない。暖かいのでガスが出ているようだ。
山頂で記念写真を撮ったりしてガス待ちをするが、一向に回復の傾向は無い。何とか足下は見える程度なので、ホワイトアウトの心配は無いのだが、景色が見えないのは面白くない。取りあえず、西尾根の取り付き手前のドロップポイントまで出て、再びガス待ち。30分程待機したが、状況は変わらなかった。
そもそもここで「30分待てる」と言うのはいかに気温が高いのかと言うことだ。しびれを切らして、ゆっくり降りることにした。
当然ながら、雪は重い。『ニセコ雪崩情報』によると、「雪はやや重く、適度に反発するニセコ特有の新雪」…なるほど…
いや〜北斜でこの重たい新雪は初めての経験だった。広いので回り損ねても大丈夫だが、何せ重くてスキーが潜ってしまって大変だった。
それでもボールの半ばを過ぎると視界は良くなった。勿論雪は重いままだが…その後五色温泉方面にトラバースして林間に入る。林の中では多少は良くなったか(!?)。林道付近まで下り、シールを貼って見返り坂を目指した。
今年はやはり雪が少ないので途中の林が結構濃かった。低めから巻気味にモイワのコルを目指してラッセルした。見返り坂は、尾根上を避けて林の中を選んで滑った。尾根の上はトレースで一杯だったからだが。
これが以外に良かった。北斜より、見返り坂の林間の方が楽しかった、と言って良いくらいだった。