竹屋谷・ブンゲン(射能山)/沢登り

ツアー概要

パーティ:四方(CL)、田中

久し振りに奥美濃の沢に行った。ひところビルケバイナーでは奥美濃の沢登りを集中して実施していたが、ここ10年程登っていなかった。
今回、Tの発案でブンゲンに行くことになった。
出発して、いきなりお互いにブンゲンではあるが、違う沢を目指していることに気がついた。
計画書は「矢谷」(滋賀県側)だったが、結局近い方の「竹屋谷」(岐阜県側)に決めた。
記録では易しい沢のように書いてあったが、共に初めての沢でもあり、結構手応えのある沢だった。奥美濃の沢は有名・無名を含めて、著名な沢とは異なり、入山者が圧倒的に少ない。
鈴鹿の沢などでは、やたらと赤テープなどのマーカーが付いているが、今回の沢では一つも目にすることがなかった。また、情報自体も多くなく、ルートファインディングにも苦労した。
頼みになったのは、昔はなかったGPSだったが…(沢の中では携帯の電波は届かなかったので、地図は予めダウンロードしておく必要があった。)
ブンゲンの山名の由来はハッキリしないが、全山花崗岩の山で、花崗岩の中に放射性物質が含まれるため、『射能山』とも呼ばれるようだ。
滋賀県と岐阜県の国境稜線上のハッキリしたピークで、遠くからも眺められる。ただ、山深いので以前はなかなか近づけない山でもあった。それがスキー場がオープンして、登山道も整備され、登りやすくなったようである。

備考

準備期間も短く、情報収集も十分でなかったので、当初下山に予定していたコースに不安があった。また天候も午前中は晴れていたが、山頂に着いた頃に雲が湧いて来て、雷雨の心配もあった。結局北谷を下山するのを止めて、ルート的に安心な反対側の「グランスノー奥伊吹」に下山することにした。
ここでの問題は車の回収と帰宅のアシの確保だった。
幸い山頂で携帯が通じたので、同クラブのMに無理を言って迎えに来てもらうことができた。
おかげで本当に助かった。
山頂から下山途中で雷雨に遭い、登山道が沢のようになったり、車移動中も断続的な雷雨の中を走るなど、午後の荒天は半端ではなかった。

Items
 No.2022002/
 '21/07/31
Report
day1
Information
day1